2016年5月27日(金) ・28日(土) 虎ノ門ヒルズフォーラムにて 第8回日本下肢救済・足病学会学術集会を開催致します。

ご挨拶


第8回日本下肢救済・足病学会学術集会
会長 大浦 紀彦
(杏林大学医学部 形成外科学 教授)



 第8回日本下肢救済足病学会を、平成28年(2016年)5月27日から28日にかけて、東京の虎ノ門ヒルズフォーラムにおいて開催させて頂くことになりました。学会の会員の皆様、フットケア、日々下肢救済に尽力されている、また透析・糖尿病など足病のハイリスクの領域の診療をなさっている皆様に学会長としてご挨拶を申し上げます。


 本学術集会のテーマは、「Wellbeingのための下肢重症化予防」とさせていただきました。Wellbeingには、個人的人権の尊重・自己実現のための社会的な活動という意味があります。歩くことは、人間の尊厳であるという深い意味と、空気のように当たり前のことといった2つの面があり、歩くことが失われる下肢病変の重症化を阻止するための新しい考え方や方法、社会的意味を、この大会を通して確認し情報発信したいと考えています。


 今回の学会では、第7回までに行われてきたように、血行再建と創傷治療の連携によって下肢救済ができた症例に関して報告をいただきます。一方、その陰で切断や亡くなられた患者さんが半数近く存在いたします。その多くは、下肢救済の治療アルゴリズムからも逸脱し、治療できない患者さんです。これらの患者さんについて学会で話されることがほとんどありませんでした。これらの患者さんと足を切断された患者さんの精神的ケアにも着目し、心療内科の観点から堀川先生からwellbeing向上のためのお話をいただきます。さらに同様のリエゾン領域の看護による精神的なサポートに関するシンポジウムも計画しております。さらに実際の臨床ですぐ使うことができる外来にて足病治療する際に欠かせないフェルトを使った免荷の方法とtotal conatact cast;TCCについてのハンズオンセミナーも行うことになっています。また下肢救済し歩行するためにはリハビリテーションと装具が必須です。前回の学会にひきつづき「第2回下肢慢性創傷の予防・リハビリテーション研究会」も第2日目に開催を予定しております。「下肢重症化予防」の観点から一般市民の方々を対象しにした市民公開講座も行います。


 東京、虎の門におきまして、さまざまな診療科の医師と医療従事者、さらには一般市民の皆様をお迎えし、下肢について熱い討論ができることを楽しみにしております。

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